仙台支店が東日本旅客鉄道㈱執行役員設備部門長表彰をいただきました。

　本工事は、改築する階段上家と建築限界の離隔が極端に狭く、外部足場を常設設置出来ない箇所での工事となり、いかにして列車の安全・安定輸送を確保しながら工事を出来るかとの検討から始まった工事でした。本社建築技術設計部の協力を仰ぎながら建築部門で進めている3DCADを活用し、実施工のイメージが出来る資料を作成してあらゆる方向から施工方法の検討を行いました。その結果、階段上家建物の組立を地上で行い大型クレーン（250ｔ）で一体仮設として揚重設置する工法を選択しました。それを可能にする為に、当社にて階段上家の構造設計・施工計画を綿密に検討し、特殊吊り荷旋回制御装置の採用や日々の現場風速計測管理等を実施して1日のずれも無く計画通りの日程で楊重する事が出来ました。非常にリスクの高い工事でしたがJR様はじめ多くの関係者のご協力をいただき無事故で完遂する事が出来ました。ご協力いただきました皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

福島支店が東日本旅客鉄道㈱執行役員設備部門長表彰をいただきました。

　2019年の台風19号による被害をきっかけとし、東北新幹線沿線の法面やトンネル上部に防草対策工や法面格子枠工、防護さく新設等を行う工事でした。施工箇所が多くそれぞれの現場に合った事故防止対策や施工計画をタイムリーに進めていく事が重要で「段取り八分」という言葉の重みを痛感した現場でした。応急工事から含めると約４年という長期にわたる工事ではありましが、たくさんの方のお力をお借りしながら無事にしゅん功することができました。この場をお借りして本工事に関わって頂きました全ての方々に厚く御礼申し上げます。