CONVENTIONAL LINE在来線メンテナンス
![仙石線・東北本線接続線新設](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/page-header-conventionalline.jpg)
仙石線・東北本線接続線新設
線路メンテナンスの仕事
世界一時間に正確で、世界一安全といわれている日本の鉄道。その鉄道の安全を守っているのが私たちの仕事です。鉄道は、通勤、通学、その他様々な場面で利用されています。私たちは、利用されるお客様が安心して目的地まで辿り着けるよう、列車と列車の合間の限られた時間の中で、線路のメンテナンス工事を日々行っています。
線路構造について
![線路構造](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img01-2.jpg)
線路はレール、マクラギ、道床と呼ばれる砕石構造の層からなる軌道と、それを支えている路盤で構成されています。
軌道整備
![レールの歪み](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img02.jpg)
列車が安全に走行するためには、常に良好な状態に保つことが求められます。列車が日々繰り返して通過すると、線路は少しずつ歪みが生じるため、手入れをしなければなりませんが、お客さまに安全と快適な乗り心地を提供するためには、「ミリ」単位の精度での整備が求められます。
線路を直す仕事は、人力により、タイタンパーという器具を使用したり、線路上を走るように改良したバックホウを利用して、マクラギ下面の道床をつき固め、歪んだ線路の整正を行っています。
![レール凹凸の拝見](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img03.jpg)
![タイタンパーによる作業](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img04.jpg)
![軌陸バックホウによる作業](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img05.jpg)
![測定機器による検測](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img06.jpg)
機械施工
お客さまの乗心地を良くするための軌道整備は、高性能化された大型機械が作業の中心となっています。
マルチプルタイタンパー
![マルチプルタイタンパー](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img07.jpg)
マクラギ下の砕石をつき固め、レールの歪みを矯正することで線路の凹凸を改善し、列車の快適な乗り心地を維持する機械です。一般区間用、分岐区間用の2種類のタイプがあります。
バラストレギュレーター
![バラストレギュレーター](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img08.jpg)
マルチプルタイタンパーの作業後に、道床部の肩ならしや砕石のかき上げ,かき込み作業をはじめ、道床安定,転圧作業を連続的に行い、線路を安定させる機械です。
レール交換
![レール交換の様子](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img09.jpg)
レールは常に列車の車輪と接触しており、少しずつ摩耗したり、傷がついたりします。そのため定期的に交換が必要となります。レールの長さは基本的に1本25mで、それがつながって線路ができています。現在は、レールとレールを溶接し200m以上の長いレールにした、ロングレールが主流です。「ガタン、ゴトン」という継目部の振動を抑えて乗り心地を良くするだけでなく、騒音を少なくするメリット等もあります。そのため何百mもあるレールを一気に交換していく、スケールの大きい作業が行われます。
![レール運搬・取卸し等](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img10.jpg)
![レール交換](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img11.jpg)
![ロングレール交換](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img12.jpg)
マクラギ交換
![マクラギの様子](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img13.jpg)
マクラギは、木やコンクリートでできていて、レールとともにはしご状に敷き並べられ、レールを押さえ、左右レールの幅を一定に保ち、列車の荷重・振動を道床に分散させる役目があります。破損や経年による腐食などが発生するので、定期的に交換をします。マクラギ交換はバックホウを使用した作業が主流で、グリッパーというハサミ型のアタッチメントを取り付けて、まるで人の手のように器用に作業を行います。
![線路のマクラギ](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img14.jpg)
![マクラギ交換(敷設マクラギ撤去)](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img15.jpg)
![マクラギ交換(新マクラギ挿入)](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img16.jpg)
道床交換
![道床の様子](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img17.jpg)
日々の列車走行により砕石は、少しずつ摩耗劣化するほか、風雨等による影響で、土砂等が混ざってしまい、クッションの役目をしなくなることがあります。そのため、定期的に交換し線路を安定させる必要があります。道床交換は、レールを支える土台づくりとして、重要な仕事の一つです。
![道床交換 (劣化した砕石の撤去)](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img18.jpg)
![道床交換 (新砕石の投入)](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img19.jpg)
![道床交換後の道床つき固め](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img20.jpg)
分岐器交換
![分岐器](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img21.jpg)
分岐器とは線路を2方向へ分けるための装置で、レールが交差する複雑な構造をしています。そのため線路では一番の弱点といわれており、交換の頻度が多くなります。その中で、分岐器全部を交換する作業は、最大の見せ場となります。大きな分岐器を多くの人数でわずか数時間で交換します。特殊な分岐器の場合は、数百人規模になる場合もあります。
![分岐器](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img22.jpg)
![分岐器全交換](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img23.jpg)
![特殊分岐器全交換](/wp-content/themes/senkenkogyo/assets/img/conventional-img24.jpg)